【解決】文字の位置はそのままで行揃えを変更したい!

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文字の位置を変えず行揃えを変更するスクリプト アイキャッチ

Illustratorに慣れていない方の作ったデータを見ると,大抵ほぼすべてのテキストが左揃えになっています。これだと文字が増えたり,大きさが変わったりするたびに位置を直さないといけないケースが多いですね。

しっかり者の皆さんは,きっと毎日毎日適切な行揃えに直す日々を送っていることでしょう。お疲れさまです。

幸いにもこの問題にはすでにたくさんの解決策が公開されています。

ただどれも一長一短だったので,今回は以下のような私のおすすめ仕様で書いたJavaScriptを紹介します。

  • 左揃え(上揃え)・中央揃え・右揃え(下揃え)がそれぞれ別のスクリプトになっていて,個別にショートカットを割り当てられる
  • (Illustrator CS6以降なら)左揃えにできる
  • 文字サイズのオーバーライドなど,副作用が発生しない

左揃えにできるとか,副作用って何?

実はIllustrator CS4以降には,スクリプトで左揃えを指定しても無視されるというバグ(仕様?)があります。そのため,普通に作ったものでは左揃えにできません。

これを解決する過程で「文字をリサイズして元に戻す」という動作をするのですが,そこで文字サイズ・垂直比率・水平比率などがオーバーライドされるという副作用が発生します。

仮にオーバーライドされても,世の中の大半の方には影響ありません。ただし私のように文字スタイル・段落スタイルできっちり管理している場合は,オーバーライドが運用の邪魔になります。

今回紹介するスクリプトは,左揃え指定のとき次のように働きます(Illustrator CS6で動作を確認,それ以外は予想)。
CS6以降:左揃えに変更
CS4~CS5:均等配置(最終行左揃え)への変更で代用。左揃えにはならない
CS3:左揃えに変更
中央揃え,右揃えはバージョンを問わず普通に適用されます。どれも副作用はなく,変わるのは行揃えだけです。

使いかた

左揃え・中央揃え・右揃え・均等配置 (最終行左揃え)・均等配置 (最終行中央揃え)・均等配置 (最終行右揃え)・両端揃えの7つセットをダウンロードしてください。

使いかたは,テキストフレームを選択してスクリプトを実行するだけ。まるで手が勝手に仕事をしているようです!

文字の位置を変えず行揃えを変更するスクリプト アイキャッチ

これでまた少し仕事が速くなりました。今日もさっさと仕事を切り上げて好きなことをしましょう!

コードはこちら

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