
以前の記事【遊び】Illustratorで黄色レイヤーを禁止したい!で,Illustratorをずっと監視して黄色レイヤーを撲滅する方法を紹介しました。
この試みはマシンの負担が大きかったために「遊び」の域を出ませんでしたが,現在では代わりに作った手抜きスクリプトが意外と役に立っています。
そこで今回は新規レイヤーを実行し,できたレイヤーが黄色だったら他の色に変更するスクリプトを紹介します。
こちらのファイルをダウンロードしてください。Illustrator CS6以降なら使用可能です。
ただの newLayer.jsx と newLayerWithOpt.jsx の2つが入っています。どちらも新規レイヤーを作って,できたレイヤーが見辛い色だったら他の色に変えるという動作をします。
色は下のように変わります。
- イエロー ➡ ゴールド
- グレー ➡ グラスグリーン
- ブラック ➡ ラベンダー
- ダークグリーン ➡ ピンク
newLayer.jsx は通常機能の「新規レイヤー」にあたるもので,実行するとレイヤーパネルで選択しているレイヤーの上に新しいレイヤーを作ります。レイヤー名は「レイヤー 2」など適当な名前が付きます。
newLayerWithOpt.jsx は「新規レイヤー(オプション表示)」にあたるものです。レイヤー名などを指定するダイアログが開き,その設定でレイヤーを作成します。ここで「カラー」がイエローになっていても無視してかまいません。そのあとスクリプトが自動で別の色に変更します。
通常ですとCommand+Lに「新規レイヤー」が,Command+Option+Lに「新規レイヤー(オプション表示)」が割り当てられています。そのキーをSPAiなどのショートカット割当ツールで,それぞれ当該スクリプトに変更すると快適になります。
残念ながら,レイヤーパネルのクリックなど別手段で作られるレイヤーには反応できません。そういうのをお望みの方は冒頭で紹介した記事を参照してみてください。
これでまた少し仕事が速くなりました。今日もさっさと仕事を切り上げて好きなことをしましょう!
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