InDesignで自動原寸コンタクトシート生成 アイキャッチ図版

イラストや図版を制作していると,しばしば作った画像の名前とプレビューの一覧(コンタクトシート)が必要になります。おもに自分で出来を確認する,依頼者に校正してもらうなどの目的で紙やPDFを用意することが多いでしょう。

コンタクトシートの生成は次の方法が普及しています。

  • Adobe Bridgeの[書き出しパネル(出力)]
  • InDesignの[ImageCatalog.jsx]
  • Photoshopの[コンタクトシート II]

これはこれで便利なのですが,問題は画像を 縦列4 × 横行5 のようなサイズに強制的に割り付ける仕様です。受注制作の場合は,100%で配置したときもっとも効果を発揮するよう意図して作ります。なので,品質を確認するときは原寸であってほしいわけです。

一般的なコンタクトシート(Bridgeより)
一般的なコンタクトシート(Bridgeより)

ImageCatalog.jsxなら,このような流れで解決できます。

  1. ImageCatalog.jsxでコンタクトシートを作る
  2. できたInDesign書類の配置画像を原寸に戻し,等間隔に分布などで間隔を調整する

ただ,行からはみ出したら次の行に送る,ページからはみ出したら次のページを作って送る,という作業を自力でやるのはあまりにも面倒です。そういったいかにも機械が得意な作業は機械にやってもらいましょう。

そこで今回はFinder/Explorer/Bridgeで選択している複数の画像を,指定した倍率でInDesignドキュメントに配置し,きれいに並べるスクリプトを紹介します。

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