Adobe XDで作業をしていると,選択しているアイテムをまとめて別のオブジェクトに変えたくなることがあります。例えばただのグループとして作ったボタンを後からコンポーネントに変換するなどです。
普通にやろうとすると,オブジェクトを複製して整列するという動作を延々と続けることになります。これでは終わりが見えず,途方に暮れてしまいますよね。
そこで今回は,選択しているアイテムをまとめて置換するAdobe XD用プラグイン,ReplaceItemsを紹介します。
あれ,それ見たことあるよ
そうですね,ほぼ同じ機能と名前のIllustrator用スクリプトを公開しています。
- 【解決】選択したオブジェクトを一気に差し替えたい!
- 前面にあるAdobeアプリを自動で動かす Keyboard Maestro 用追加アクション|Ai Replace or Duplicate Items|したたか企画 note
似たようなアプリで似たようなことをしていると,不便に感じることも同じなんですよね。そんなわけで新しいプラグインを書きました。
ReplaceItemsって何?
選択したアイテムの位置にキーオブジェクトを複製するAdobe XD用プラグインです。選択したアイテムは削除するかそのまま残すか好きなほうを選べます。このプラグインは最後に選択した1つをキーオブジェクトとみなします。
Replace | 選択した複数のアイテムをキーオブジェクトで置換する |
---|---|
Duplicate | 選択した複数のアイテムの位置にキーオブジェクトを複製する。もとのアイテムは削除せず残す |
どうインストールするの?
今回のXDプラグインはAdobeの公開審査をすでに通過しているので,次のリンクから直接インストールできます。
https://xd.adobelanding.com/en/xd-plugin-download/?name=09c942dd
「このページで“Adobe XD.app”を開くことを許可しますか?」と出たら許可してください。XDのプラグインマネージャが自動で開きます。その右のほうにあるインストールボタンを押せばインストールは完了です。
使いかたは?
難しいことは何もありません。ただ2つ以上のアイテムを選択してReplaceまたはDuplicateを実行するだけです。プラグインはキーオブジェクトを選択アイテムの位置に複製します。Duplicateの場合はそれだけで終わり,Replaceの場合はさらにもともとあったアイテムを自動的に削除します。
どちらもキーオブジェクトは操作しません。そのままの状態で残っているはずです。
動作イメージはこちら。
なんとも素早い!
これでまた少し仕事が速くなりました。今日もさっさと仕事を切り上げて好きなことをしましょう!
コードは長いので,ダウンロードして見てください。
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