【解決】価格ごとに集計してMisoca用CSVにしたい!

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Misocaインポート用CSV生成 アイキャッチ

フリーランスにとって請求書を発行することは日常茶飯事ですが,みなさんはどのように作っているでしょうか。

私の場合は表計算ソフトで値段を管理しておいて,最終的に
クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
で入力して仕上げています。

というのもMisocaは本当にシンプルで,請求書作成のルールに疎くてもすぐ実用レベルのものが作成できるからです。

さて具体的な方法ですが,まず表計算ソフトでは下の表のようにファイルパスと値段をセットにしておきます。

@filepath price
~/Desktop/myFolder/fig1.ai 8000
~/Desktop/myFolder/fig2.ai 8000
~/Desktop/myFolder/fig3.ai 12000

最終的に請求書にするときには,次のように価格ごとに個数を集計して1行ずつ書き込みます。

品番・品名 数量 単位 単価
図版 種類1 2 8000
図版 種類2 1 12000

表計算ソフトのピボットテーブルを利用して価格ごとの個数を出し,それを見ながらMisocaに手入力をするという流れです。

ただこの方法はピボットテーブルを使うのが大げさで,手入力も無駄に感じ,だんだん面倒くさくなってきました。もう少し手軽なものがほしいです。

幸いなことにMisocaにはCSVから請求書を一括生成する機能があります。そのため値段ごとの個数をスクリプトで集計し,CSVにすればあらかたの作業は終わりそうです。

そこで今回は選択している価格リストをもとに値段ごとの個数を計算し,Misocaインポート用CSVとして保存するAutomatorサービスを紹介します。



こちらのファイルをダウンロードしてください。JXA(JavaScript for Automation)で記述しているので,macOS 10.10から対応します。

Finderでダブルクリックするなどしてworkflowファイルを開くと,インストールするかどうか訊かれます。インストールすれば使えるようになります。

使いかた

Excel・Numbers・Libre Office Calc・Googleスプレッドシート・テキストエディタなど何を使ってもいいので,価格の部分を選択してください(縦方向に並んでいる必要があります)。

次にメニューバーの [アプリケーション名]:サービス:一般:価格リストをMisoca用CSVに書き出し を選びます。画像のような状態です。

価格リスト選択とサービス起動の画像

するとすぐに集計され,保存ダイアログが開きます。お好きなフォルダとファイル名を指定してください。

実際にCSVができていたら成功です。このデータでは請求先は「名称未設定」,件名は当日の日付(例「請求書-2018-06-23」),品名は「種別1」など適当なものが入っています。なので直接CSVファイルを編集するか,Misocaにインポートしてから追加入力するなどして完成させてください。

インポートは,請求書:一括作成/郵送 の「CSVファイルのアップロード」でファイルを選び「アップロードする」ボタンを押すと完了します。

Misoca請求書CSVアップロード画面

実際にできる請求書はこんな感じ。必要十分です!

できる請求書サンプル

これでまた少し仕事が速くなりました。今日もさっさと仕事を切り上げて好きなことをしましょう!

コードはこちら

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