Illustrator標準の整列・分布機能は,整列基準(アートボード・選択範囲など)を変更するのにいちいちパネルをクリックしなくてはいけません。
これが面倒で何とかしたかったのですが,整列基準はスクリプトやアクションでは変更できませんでした。
標準機能ではどうにもならないようなので,JavaScriptを使って整列と分布そのものを丸ごと作ることにしました。作ったスクリプトにショートカットキーを割り当てることで,キーボード操作を実現する作戦です。
ついでなので以下のような不満も一緒に解決してしまいます。
- 横書きポイントテキストの下に余分なアキができる
- ポイントテキストにトラッキングをかけていると,行末に余分なアキができる
- InDesignの「マージンに揃える」に相当する整列基準が存在しない
- 天地左右センターに揃えるのに,整列を2回実行しなくてはいけない
- 選択したアイテム全体で一緒に動いてほしいときも,個別に整列されてしまう
- 「プレビュー境界」にチェックが入っていると,ガイドがどこかに吹き飛んでしまう
- キーオブジェクトに複合シェイプを指定すると,意図しない移動が起こる
- スクリプトからキーオブジェクトを取得する方法がない