Adobe XDでは,パスや四角形などのシェイプを拡大・縮小するとき,もとの線の太さを変えずに維持します。角丸の半径やシャドウ(内側)/ドロップシャドウの距離・ぼかしの数値も同様です。そのため,SVGアイコンなどベクター素材をリサイズすると見た目が変わってしまいます。
グラフィック操作はIllustrator,プロトタイピングはAdobe XDと分担するのが基本的な使いかたでしょう。IllustratorでグラフィックをCCライブラリに登録し,Adobe XDで[リンクを配置]すれば線幅・効果は比率に応じて変更してくれます。
しかし実際のところ,Adobe XDとIllustratorを行ったり来たりするのは面倒です。また,すでにXDのオブジェクトになっているものをCCライブラリに登録しても,線幅が変わらない形式になります。やはりXDで直接できたら嬉しいですね。
そこで今回は,選択アイテムのサイズと線幅・効果を,拡大率を指定して拡大・縮小するAdobe XD用プラグインTransformSessionを紹介します。
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