Illustrator

【解決】ファイルを書き出す前に画像のリンク切れを確認したい!

ファイルを書き出す前に画像のリンク切れを確認したい! アイキャッチ図版

Illustrator 2022(v26)からリンク画像の扱いが変わりました。それ以前のバージョンではリンク先が行方不明な画像は何も表示されませんでしたが,2022(v26)では低解像度サムネイルが必ず付きます(Illustrator 2020方式で保存した場合。参考:Illustrator2020形式ファイルフォーマットとは | Automation Skill)。

PDFなどを書き出した際は,低解像度サムネイルが見えている状態になります。リンク画像がなくても何があるかわかるようになりました。親切です。

しかしこの仕様はリンク切れを気づきにくくしてしまいました。低解像度でもまあまあ綺麗なので,異常を見逃すのです。

もし保存や書き出しの際にリンク切れを警告してくれたら,ミスを防げそうですね。ただIllustratorでは,保存や書き出しの動作を感知して警告を入れるのは難しいようです。

そこで今回は,Illustratorで画像のリンク切れを確認したあと,特定のメニューを実行するスクリプトを紹介します。

別名で保存や書き出しなど,通常のキーボードショートカットをこのスクリプトで置き換えると,特定のメニュー実行前にリンク切れ確認処理が入るという作戦です。

残念ながら手動でメニューを選んだときは発動しません。それで十分役に立つと思うかたのみご利用ください。

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【履歴】infoVector 1.4.0

infoVector 1.4.0 アイキャッチ図版

アートボードに置いた特定の形式のテキストを,日本語/英語でXMP(IPTC)メタデータに書き込み,ai・eps・jpg・pngファイルとして書き出すIllustrator用ドロップレットinfoVector 1.4.0のページです。2.0.0で仕様が変わったため,旧バージョンの情報を残しておきます。

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【解決】元データを消さずいつもの設定でPDFを書き出したい!

PDF複製書き出しスクリプト アイキャッチ図版

IllustratorファイルのPDF書き出しに[別名で保存]を使用すると,作業中の書類はPDFに変わります。元データがai/epsファイルでもPDFです。

もし書き出しオプションで[Illustrator の編集機能を保持]をOFFにしていた場合,書類を閉じた瞬間に編集可能な元データは消え去ります。大変なことですね。

そんな悲劇を避けるため,次の策が推奨されています。

  • [複製を保存]を利用する
  • [別名で保存]でPDFを書き出したあと書類を閉じるアクションを利用する

ただこれらは,ファイル名の「のコピー」を毎回削除する必要がある,使用しているIllustratorすべてのバージョンにアクションを設定しておかなければいけない,などいった理由でなかなか自分に定着しません。正しいけど面倒臭いことはすぐやらなくなるのが人間というものです。

そこで今回は,開いている書類と同じフォルダ・名前で,プリセット名を指定してPDFを複製書き出しするIllustratorスクリプトを紹介します。

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【解決】ストックイラストのタグ付けと画像書き出しを一気に済ませたい!

infoVector アイキャッチ図版

ストックイラストのタグ付けが面倒というのは,制作者なら共通の悩みでしょう。アップロードするサイトが少なければコピー&ペーストでも何とかなりますが,増やすとその分負担も重くなってしまいます。

チャンスを広げるためには何とか販売先を多くしたいものです。

解決策として,ファイルへのメタデータ情報埋め込みが普及しています。IPTC情報やXMPメタデータなど呼び名はさまざまですが,する内容は同じです。Adobe Bridgeを利用して説明やタグの情報をファイルに入力すると,ストックイラストサイトのアップローダーがそれを自動で読む流れです。

しかしこの方法だと,次のような問題がありました。

  • 英語タグにするサイトと日本語タグにするサイトがあり,対応している画像の種類もまちまちで,大量の画像それぞれに情報を埋め込まなくてはいけない
  • PIXTAとpngの組み合わせだと説明(コメント)を正しく認識しない
  • iStock(DeepMeta),123RFが情報を何も認識しない
  • 日本語情報を埋め込むと,Adobe StockとPIXTAで文字化けする

Illustratorで数種類の画像を自動で書き出し,同時に適切な情報をメタデータに埋め込んで,さらに各社アップローダーがそれを正しく認識してくれたらありがたいですよね。

今回紹介するのはまさにそのためのIllustratorスクリプト,infoVector(インフォベクター)です。

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【解決】オートフィル感覚でアイテムを複製移動したい!

オートフィル風複製移動 アイキャッチ図版

以前の記事【解決】Illustratorにもオートフィルがほしい!により,選択した2つのテキストフレームの距離でアイテムを複製移動し,数値をオートフィルできるようになりました。

スクリプト実行にショートカットを割り振れば,ショートカットを連打するだけで一定間隔での複製と数値の打ち替えができます。便利ですね。

しかし作業をしていると「パスとかグループとか一定間隔で複製移動だけしてくれないか? 数値はオートフィルしなくていいから」と思うことがあります。リピートグリッドがあれば解決しそうですが,連打でできる爽快感も良いものです。

そこで今回は,選択した2つのアイテムの距離でアイテムを複製移動するIllustratorスクリプトを紹介します。

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【解決】スウォッチのグローバルを一気にオフにしたい!

グローバルスウォッチOFF アイキャッチ図版

Illustratorでは,塗りや線に色のついたアイテムを選択し[使用したカラーを追加]を実行すると,色を一気にスウォッチに登録できます。

この方法で追加したスウォッチはグローバルカラーです。アイテムに色を適用した後一括で変更しやすく,書籍の章テーマカラーなどで重宝します。ただ,そのような特別な意味を持たせない単なる色の場合は,グローバルをオフにしたくなるでしょう。

通常の手順の場合,対象のスウォッチのオプションを開き,グローバルのチェックを外す動作を延々と繰り返すことになります。指が痛くなってしまいますね。

そこで今回は,スウォッチパネルで選択しているカラーのグローバルを一括でオフにするIllustratorスクリプトを紹介します。

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【解決】整列・分布を全部ショートカットで操りたい! (Saligna 1.2)

Saligna整列・分布パネル配置図

以前の記事【解決】整列・分布を全部ショートカットで操りたい!によって,[選択範囲に整列][アートボードに整列]など基準の変更も含めたIllustratorの整列機能がキーボードショートカットで操れるようになりました。

簡単におさらいすると,整列スクリプトSalignaは次のような特徴を持っています。

  • 整列・分布の実行や整列基準の変更をスクリプトで発動できる→ショートカットを割り振れる
  • 横書きポイントテキストの下の空白や,行末のトラッキングを無視し見た目で整列できる
  • 天地左右中央に整列など,2回整列が必要な動作を1回で実行できる

最初のリリースはCS6をメインターゲットにしていましたが,CC2015あたりの仕様変更によりうまく動かなくなった機能があります。今度はおもにCC2018以降を対象に更新しました。

バグ修正や仕様変更など色々ありますが,代表的な変化はこちらです。

  • 安定性の向上(Illustratorの進化,キーオブジェクト取得プラグインOnegaiSDKの採用などによる)
  • グラフオブジェクトの整列・分布に対応(要OnegaiSDK)
  • アイテム単一選択の場合,アートボードに整列
  • キーオブジェクトを無視できるモードを追加(Illustrator 24.2.0の自動キーオブジェクト設定対策)
  • Karabiner-Elements を利用したおすすめショートカット設定つき(macOS専用)

それではmacOS用にインストール方法などを解説していきます。

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【解決】既存の黄色レイヤーの色を変更したい!

既存の黄色レイヤーの色を置換 アイキャッチ図版

以前の記事【解決】レイヤー作成のとき黄色レイヤーを禁止したい!によって黄色レイヤーとの戦いは終息に向かい,人々は平和な日々を過ごしていました。

ところがその穏やかな時間は長くは続かず,またしても黄色レイヤーが侵攻を始めます。Illustrator CC 2018からレイヤーの色設定が変わり,旧バージョンのレイヤー 7(シアン)が黄色に化けるようになったのです。

今までは量が少なくさほど苦労しませんでしたが,CS6など旧バージョンからの改訂のたびに黄色レイヤーは現れ,人類を損耗していきます。

そこで開発されたのが,書類上のすべての黄色レイヤー(サブレイヤー)を別の色に置き換えるIllustratorスクリプトです。

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【解決】Shutterstockの[アートボードを使用]のエラーを回避したい!

Illustrator用アプリresaveEPS アイキャッチ図版

ストックイラスト用にIllustratorデータを作るとき,複数アートボード使ってバリエーションを用意することが多いでしょう。別名保存する際,[アートボードごとに作成]にチェックを入れると,アートボードごとに個別のファイルとして書き出せます。スクリプトやプラグインなどを入れなくても自動で分割してくれるので,量産には欠かせない機能ですね。

しかしShutterstockにepsファイルをアップロードするとき,次のようなエラーが出ることがあります。

[アートボードを使用]の設定を使用してベクター画像が保存されています。この設定を使用せずにベクター画像を保存して、アップロードし直してください。詳細はこちらをご覧ください。

2020年4月20日より[アートボードごとに作成]の設定が使用禁止になり,使用を検知されると上記警告とともに不合格になります。人によっては2020年4月20日以降に使用してもエラーがないようですが,原因はよくわかっていません。

調べたところepsのソースコード中に[アートボードを使用]で書き出したかわかる印があるので,アップローダーはそこを調べている可能性が高いと考えています。

詳しい話は省略しますが,自動処理でその印だけを綺麗に削除するのは困難です。書き出した個々のepsファイルをIllustratorで別名保存し直すのが簡単で良いでしょう。

そこで今回はドロップした複数のepsファイルを,Illustrator 10のepsで再保存するスクリプトを紹介します。

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【解決】スウォッチ名を検索してその色を適用したい!

hs.chooserでスウォッチ適用 アイキャッチ図版

このエントリーは DTP Advent Calendar 2019 10日目の記事です。
前日はMD5500さんによる『Cloud Vision API のOCRを仕事で使ってみた』でした。

DTPの仕事では,フォーマットに使用色のスウォッチがたくさん用意されていることがあります。作業の際は名前とサムネイルを見て目的のスウォッチを探し出し,パネルをクリック・適用する,というのが普通の流れでしょう。

しかし,大量のスウォッチがあるとスクロールするだけで大変です。Illustratorの場合アクションに登録すればキーで呼び出せますが,そんなにたくさんあるなら多分キー割り当てを覚えられません。Spotlightみたいにショートカット1つで呼び出して検索し,その色を適用できたら大分速く楽になりそうなのですが……

調べてみるとHammerspoonというアプリのhs.chooserで作れるようです。

そこで今回は,Hammerspoonでスウォッチ名をインクリメンタルに検索し,選択しているアイテムに適用するIllustrator用スクリプトを紹介します。

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【解決】レイヤーのクリッピングマスクにショートカットを設定したい!

レイヤーのクリッピングマスク切替 アイキャッチ図版

Illustratorにはオブジェクトにクリッピングマスクを適用するショートカット(command+7),解除するショートカット(command+option+7)が最初から設定されています。

それとは別に,レイヤーパネルに[クリッピングマスクを作成 / 解除]のメニューとボタンがあります。こちらはマスクの効果が対象レイヤーのサブレイヤーまで及び,階層構造を保ったまま見た目を切り抜けます。地図を作るときなどに活躍するのですが,ショートカットを設定するにはアクションを経由する必要があるため,使えるキーが少ない状態でした。

そこで今回はレイヤーのクリッピングマスクのON/OFFを切り替えるJavaScriptを紹介します。スクリプトにショートカットを割り当てるアプリとの組み合わせで,キー呼び出しを実現する作戦です。

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【解決】選択アイテムを長辺に合わせてリサイズしたい!

長辺揃えサイズ統一 アイキャッチ図版

Illustratorで配置した写真の大きさを統一したいときがあります。調べてみると,幅か高さのどちらかに揃えてリサイズするスクリプトがあるようです。Illustratorでオブジェクトの大きさを揃えるには – DTP Transit

それはそれで便利なのですが,この方式だと写真の大きさの比率がバラバラになってしまいます。意図通りにするには,横長のときは幅を,縦長のときは高さを変えなければいけません。

そこで今回はキーオブジェクトの長辺の長さに合わせて,選択しているアイテムをリサイズするIllustrator用JavaScriptを紹介します。

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【解決】複合パスのままPIXTA用NGチェックしたい!

PIXTAのEPSベクターイラストNG確認スクリプト アイキャッチ図版

ストックフォトサービスのPIXTAは,EPSベクターイラストのリジェクト項目を検索して選択するIllustrator用スクリプトを公開しています(【ベクター素材制作用】リジェクト項目の自動チェックスクリプトを公開しました | PIXTA Channel)。

リジェクト項目とは,例えば孤立点や塗りだけのオープンパス・非表示のオブジェクトなどです。どれも目視で見つけるのは難しいので,内部データを使って探してくれるのはありがたいですね。

ところがこのスクリプトは,複合パスの中にあるリジェクト項目を検出できないことがあります。これは複合パスの配下にグループが存在するのに気づかないのが原因のようです。現状では複合パスを解除してからスクリプトを実行する決まりになっていますが,できればそんなことはせずに検出してほしいですよね。

そこで今回は複合パスのままPIXTA用ベクターイラストのNGチェックをするIllustrator用JavaScriptを紹介します。ついでなので,レイヤーロック解除を自動にしたり高速化したりもっと便利にします。

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【解決】Pr6などの文字セットをどれかに統一したい!

フォント(文字セット)統一 アイキャッチ図版

フォントには同じ名前でバリエーションがいくつか存在するものがあります。例えば中ゴシックBBBは Pro/Pr5/Pr6/Pr6N/Upr/NewCID のバージョンに別れ,さらに学参,学参 常改などの種類も用意されています。ややこしいですね。

FontExplorer X ProやNexusFontなどのフォント管理アプリで使うものだけ有効にしておけば選び間違いは減りますが,それを使わないかたのデータを受け取ると統一されていないことがしばしば。

もし制作業務を引き継ぐ場合は安全のために気持ち悪さをこらえ,そのまま進めるでしょう。しかし,支給されたデータをこれから改造するときは1種類に揃えたいのではないでしょうか。

そこで今回は開いている書類のフォントを,ProやPr6など指定した文字セットの書体に置換するIllustrator用JavaScriptを紹介します。

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【解決】線幅プロファイルにショートカットを設定したい!

線幅プロファイルにショートカット アイキャッチ図版

Illustratorの[線幅ツール]は線を部分的に太くまたは細くし,強弱をつける機能です。線幅ツールで作成した強弱の設定は[線幅プロファイル]として保存したり,それを呼び出したりできます。

[線幅プロファイル]は自分で作らなくても,最初からいつくか用意されています。中でも両端が細くなった[線幅プロファイル 1]や片側に向かってだんだん細くなる[線幅プロファイル 4]は汎用性が高いため,使う機会が多いのではないでしょうか。

しかしこの設定,適用するのに[線パネル][アプリケーションバー][プロパティパネル]などの該当部分を押すしかありません。

アクションやグラフィックスタイルに登録しようにも[線幅プロファイル]だけを記録することはできないようです。線の色や太さなど色々な情報が一緒についてきてしまいます。うまくいきませんね。

そこで今回はファイル名を利用して指定した線幅プロファイルを適用するJavaScriptを紹介します。スクリプトにショートカットを割り当てるソフトとの組み合わせで,キー呼び出しを実現する作戦です。

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【解決】グローバル編集の選択対象をシンボルで置換したい!

グローバル編集既存シンボル置換 アイキャッチ図版

以前の記事【解決】グローバル編集の選択対象をシンボルに変えたい!により,グローバル編集の選択対象を一括で新規シンボルに登録できるようになりました。

しかし実際にこういう状況になった場合,まずシンボルを作ってから置き換えることが多いのではないでしょうか。

そこで今回はグローバル編集(オブジェクトを一括選択)で選択されているアイテムを,ダイアログで指定した既存のシンボルで置換するJavaScriptを紹介します。

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【解決】グローバル編集の選択対象をシンボルに変えたい!

グローバル編集シンボル登録 アイキャッチ図版

Illustrator 2019に[オブジェクトを一括選択]が追加されました。こちらは形状やアピアランス・構成の似たアイテムを自動で検索し,一括で編集する機能です。英語版ではGlobal Editと言い,グローバル編集とも呼ばれます。

正式名称は[オブジェクトを一括選択]のようですが,実際にする内容はあくまでも一括編集なので,編集モードの1種ととらえてもいいかもしれません。個人的には[グローバル編集]と翻訳するほうがしっくりきます。

それはそれとして,グローバル編集で類似するアイテムを自動で選択したら「ついでにそのままシンボルに変換してくれたら便利なのにな」と感じるのではないでしょうか。

そこで今回はグローバル編集(オブジェクトを一括選択)で選択されているアイテムをシンボルに変換するJavaScriptを紹介します。

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[Solution] I want to resize Ai/EPS for large vector images for microstock illustrations!

minimumAreaアプリ アイキャッチ図版

Shutterstock’s vector image contribution uploads have only accepted EPS files with object dimensions of at least 4MP (megapixels) in size.

Although it is a unit that is not familiar, megapixels indicate dimensions that can be obtained by width * height. For example, width 2000px * height 2000px is 4,000,000 = 4 MP. Files of this size will pass the examination because the conditions of at least 4 MP are cleared. However, there are few people who draw a vector image for stock illustration so large. If you think A4 is 841px * 595px and A3 is 1190px * 841px, you can see how big it is.

With the advent of minimumArea, an application that resizes EPS for Shutterstock, it is now possible to automatically export EPS files at 4 MP or larger without having to repeatedly save the file yourself.

But then Requirements for contributing vector art to Adobe Stock changed and Adobe Stock started recommending vector images over 15 MP.

Until then, it was only necessary to increase the size of the preview raster image that was attached with the vector image, so the magnification was simply increased when the preview image was exported from the Illustrator document. After the rule change, the vector image must be uploaded as a single file, and as a result, the vector image must be enlarged.

To be precise, 15MP is recommended, and it is possible to upload vector images larger or smaller than that as long as they are in Ai format, and the raster image will be generated at around 15MP. However, if you proceed without following the recommendation and the reactions are not good, you may be left with some regrets that this may be the reason.

This means that in order to upload vector images to Shutterstock and Adobe Stock with the recommended settings, you will have a mountain of work to do, as follows

  1. For Shutterstock, Calculate a scaling factor that makes Illustrator data larger than 4 MP, actually resize it, and save it as EPS
  2. For Adobe Stock, calculate a scaling factor that makes Illustrator data larger than 15 MP, actually resize it, and save it as Ai or EPS

Furthermore, Shutterstock’s maximum size limit is 25MP, so you need to make sure it does not exceed that. This is unreasonable.

Therefore, this time, we will propose an application minimumArea 4 for Illustrator that exports Ai/EPS in multiple sizes for large vector images of microstock illustrations.

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【解決】ストックイラストの大型ベクター画像用にAi・EPSをリサイズしたい!

minimumAreaアプリ アイキャッチ図版

以前よりShutterstockのベクター画像寄稿アップロードは、オブジェクトの寸法が最低4MP(メガピクセル)以上の大きさのEPSファイルのみ受け付けていました

あまりなじみのない単位ですが、メガピクセルとは幅×高さで求められる寸法のことを示します。例えば幅2000px × 高さ2000pxは4,000,000=4MPです。このサイズであれば大きさ的には審査に通ります。ただストックイラスト用ベクター画像をそこまで大きく描く人は少ないでしょう。A4が841px × 595px、A3が1190px × 841pxだと考えると、どれくらい大きいかがわかります。

それについては Shutterstock用にEPSをリサイズするアプリminimumArea(旧版)の登場により、自分で保存を繰り返さなくても自動的に4MP以上で書き出せるようになりました。

しかしその後の2024年3月、Adobe Stock にベクターアートを寄稿するための要件が変わり、Adobe Stockが15MP以上のベクター画像の推奨を始めました。

それまではベクター画像と一緒につけるプレビュー用ラスター画像を大きくすればよかったため、単にIllustrator書類からプレビュー用画像を書き出すとき倍率を上げるだけで済んでいました。ルール変更後はベクター画像単体でアップロードする必要があり、結果的にベクター画像自体を大きくすることになります。

正確に言えば15MPは推奨であり、ベクター画像がAiであればそれより大きくても小さくてもアップロードはできるし、ラスター画像は15MPくらいで生成されるようです。ただ、もし推奨を守らずに進めて反応がいまいちだったら、それが原因かも? と後悔が残るかもしれません。

つまり推奨通りの設定でShutterstockとAdobe Stockにベクター画像をアップロードするためには、次のような作業が山のように発生するということです。

  1. Shutterstock用に、各Illustratorデータの大きさが4MP以上になる拡大率を計算し、実際に拡大したあとEPS保存する
  2. Adobe Stock用に、各Illustratorデータの大きさが15MP以上になる拡大率を計算し、実際に拡大したあとAiまたはEPSで保存する

さらに言えばShutterstockの大きさ上限は25MPなので、それを超えないようにする必要があります。途方もないですね。

そこで今回は ストックイラストの大型ベクター画像用に、Ai/EPSを複数サイズで書き出すIllustrator用アプリminimumArea 4 を紹介します。

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